買掛金とは?まだ支払っていない「仕入れの未払い代金」
「この支払い、まだだったっけ?」と気になるときに
仕入先から納品はあった。でも、支払いはまだ。請求書は届いているけれど、振り込みは月末まとめて——。ひとりで経理を回していると、「どの支払いがまだ残っているか」を頭の中だけで管理するのは、けっこう不安ですよね。
その「まだ払っていない仕入れ代金」を帳簿に残しておくのが買掛金です。
買掛金とは?ひとことで言うと
買掛金とは、商品や材料を仕入れたのに、まだ支払っていない代金のことです。
ざっくり言うと、「仕入れたけど、まだ払っていないお金」です。仕入れも多くは後払いで、「月末締め・翌月末払い」のように、あとでまとめて支払います。この支払う約束をしている部分が、買掛金です。
売掛金(あとで受け取るお金)のちょうど反対側、と考えると分かりやすいです。

経理の現場ではどこで使う?
買掛金は、後払いで仕入れをしている会社なら毎月のように出てきます。
- 仕入れたとき(請求が来た時点で買掛金が増える)
- 支払ったとき(買掛金が減って、預金が減る)
- 月末に「これから払う仕入れ代金はいくら残っているか」を確認するとき
会計ソフトの「買掛金」の残高を見れば、「これから支払う予定の仕入れ代金の合計」が分かります。
なぜ大事なのか
買掛金を把握しておくと、「いつ・いくら支払う必要があるか」が見えます。支払いのもれや遅れは、仕入先との信頼に関わります。逆に、二重払いを防ぐうえでも役立ちます。
また、「来月いくら出ていくのか」が分かると、手元の資金が足りるかを前もって考えられます。資金繰りの不安を減らす数字でもあります。
具体例で見る
3月10日に、材料を8万円分仕入れ、請求書を受け取ったとします(支払いは翌月末予定)。
- 仕入れた時点:買掛金が 80,000円 増える(仕入も同時に計上)
- 翌月末に支払った時点:普通預金が 80,000円 減り、買掛金が 80,000円 減る
支払って初めて、買掛金はゼロに戻ります。支払い前は「これから払う予定のお金」として残り続けます。
つまり現場では?
買掛金を見るということは、「仕入れたけれど、まだ払っていないお金がいくらあるか」を確認することです。支払いの計画を立てるための数字でもあります。
知らないとどう困る?
買掛金を意識していないと、支払いもれや支払日の見落としが起きやすくなります。「請求書を山に積んでいたら、支払期限を過ぎていた」というのは避けたいところです。買掛金の残高と支払予定を見ておけば、こうしたミスを減らせます。
よくある勘違い
- 買掛金は、本業の仕入れに関する未払いに使います。事務用品や備品など、仕入れ以外の後払いは「未払金」で扱うのが一般的です。
- 買掛金が減った=損をした、ではありません。支払いを済ませて約束を果たしただけです。
明日やるならこれ
届いている請求書を集めて、会計ソフトの買掛金残高と「今月の支払予定額」が合っているかを1つだけ確認してみましょう。支払予定の一覧があると、毎月の見通しが立てやすくなります。
ひとことで言うと
買掛金とは、仕入れたけれど、まだ払っていない「これから払うお金」です。




