月次決算とは?毎月の「もうけと残高」を締めて確かめること
「今月って、結局もうかってるの?」と聞かれて困るときに
社長から「で、今月の調子どう?」と聞かれたけれど、はっきり答えられない。数字は会計ソフトに入れているはずなのに、「今いくら儲かっているか」がパッと出てこない——。ひとりで経理を回していると、こういう場面はもどかしいですよね。
そのモヤモヤを減らしてくれるのが、月次決算です。
月次決算とは?ひとことで言うと
月次決算とは、年に一度の決算を待たずに、毎月の時点で「その月の損益(もうけ)」や「残高(手元のお金や債権・債務)」を締めて確かめることです。
ざっくり言うと、「1か月ごとに、いったん帳簿を区切って成績を確認する」ことです。年に一度の本決算をやさしくした、月ごとの中間チェックだと考えると分かりやすいです。

経理の現場ではどこで使う?
月次決算は、毎月の締めの場面で出てきます。
- その月の売上・経費を集計して、利益を確認するとき
- 通帳残高や売掛金・買掛金など、残高が帳簿と合っているか確認するとき
- 社長に「今月の状況」を報告するとき
毎月同じ手順で締めることで、「今月はどうだったか」を安定して把握できるようになります。
なぜ大事なのか
月次決算をしておくと、問題の早期発見につながります。利益が落ちている、経費が増えている、入金がもれている——こうした変化に、年度末ではなく毎月の段階で気づけます。
また、毎月少しずつ締めておくと、年に一度の本決算がぐっと楽になります。1年分をまとめて整理するより、12回に分けておくほうが、負担も不安も小さくなります。
具体例で見る
たとえば、毎月の締めでこんなことを確認します。
- 今月の売上:120万円、経費:90万円 → 利益はおよそ30万円
- 通帳の残高と会計ソフトの預金残高が一致しているか
- 売掛金(未回収)と買掛金(未払い)の残高に、おかしな増え方がないか
先月と比べることで、「今月は経費が増えたな」といった変化に気づけます。数字を毎月並べて見られるのが、月次決算の強みです。
つまり現場では?
月次決算をするということは、「今月いくら儲かって、お金や債権・債務がいくら残っているか」を毎月いったん確定させて確かめることです。会社の今の状態を、月ごとに見える形にする作業です。
知らないとどう困る?
月次決算をしていないと、会社の状況が分かるのが年度末まで遅れがちです。問題が見つかったときには手を打つのが遅れてしまう、ということも起こります。毎月締めておけば、早めに気づいて、早めに相談できます。
よくある勘違い
- 月次決算は「本決算と同じ精度で完璧に」やらなければ意味がない、と思われがちですが、そんなことはありません。まずは大きな数字をつかむだけでも十分役に立ちます。
- 会計ソフトに入力していること=月次決算、ではありません。入力したうえで「締めて、残高を確認して、見比べる」ところまでが月次決算です。
明日やるならこれ
まずは「通帳残高と会計ソフトの預金残高が合っているか」を1つだけ確認してみましょう。ここが合っていると安心して次に進めます。月次決算は、全部を一度にやらなくて大丈夫です。
ひとことで言うと
月次決算とは、毎月いったん帳簿を締めて、「もうけと残高」を確かめることです。






